50代私の矯正日記!予想外の課題たち

53歳で一念発起し、長年のコンプレックスだった前歯の歯並びを治すため歯列矯正を始めた私。若い頃から気にはなっていたものの、仕事や子育てに追われ、なかなか踏み出せずにいました。ようやく自分の時間が持てるようになり、「今しかない!」と意気込んでスタートしたのですが、想像していた以上にいくつかの「壁」に直面しました。今日は、そんな私の正直な体験談をブログ形式でお伝えしたいと思います。まず、覚悟はしていたものの、やはり治療期間の長さです。カウンセリングの段階で「2年半から3年くらいは見てください」と言われてはいましたが、実際に始まると、歯の動きが思ったよりもゆっくりで、歯科医師からも「50代は骨が硬くなっているので、少し時間がかかりますね」と。若い友人が1年半ほどで装置が外れたのを見ていたので、余計に長く感じてしまい、途中で「本当に終わるのかな」と不安になった時期もありました。次に、歯周病との静かな戦いです。自分ではしっかり歯磨きをしていたつもりでしたが、矯正前の検査で軽度の歯周病が見つかり、まずはその治療からスタート。矯正中も、装置のせいで歯磨きがしづらく、少しでも油断すると歯ぐきが腫れたり出血したり。歯科衛生士さんから何度もブラッシング指導を受け、歯間ブラシやタフトブラシを駆使する日々は、思った以上に根気が必要でした。そして、地味に堪えたのが食事の制限です。硬いものや粘着性のあるものは装置が壊れる原因になるのでNG。大好きなナッツ類やフランスパンとしばらくお別れしたのは辛かったですし、外食の際もメニュー選びに気を使いました。友人との食事会で、自分だけが細かく切ったり、柔らかいものを選んだりしていると、少し寂しい気持ちになることも。これらの課題は、始める前には漠然としか考えていなかった「デメリット」が現実になった瞬間でした。でも、少しずつ歯並びが綺麗になっていくのを見ると、やっぱり嬉しいですし、頑張ろうという気持ちになれます。50代からの矯正は、若い頃とは違う苦労があるかもしれませんが、それを乗り越えた先には、きっと新しい笑顔が待っていると信じています。