32歳で念願の歯列矯正をスタートさせた私ですが、当初思い描いていたよりも治療期間が長引いてしまい、正直少し心が折れそうになった時期もありました。今日はそんな私の体験を、少しでも同じように30代で矯正を考えている方の参考になればと思い、ブログ風にお話ししたいと思います。カウンセリングの段階では、だいたい2年くらいで終わるでしょうと言われていたのですが、私の場合は歯の動きが思ったよりもスローペースだったようで、結局装置が外れるまでに3年近くかかりました。最初の1年くらいは、目に見えて歯が動いていくのが楽しくて、毎月の調整日もウキウキしていたのですが、2年目を過ぎたあたりから「まだ終わらないのかな」という焦りや、「いつまでこの生活が続くんだろう」という若干のうんざり感が顔を出し始めました。特に、友人たちが次々と結婚したり、大きなライフイベントを迎えているのを見ると、自分だけがまだ歯のことで時間を取られているような気がして、少し落ち込んだりもしました。食事も、最初の頃は工夫して楽しんでいたものの、だんだんとワイヤーに絡まるのが面倒で、好きなものを思い切り食べられないストレスが溜まっていったのも事実です。そんな時、私を支えてくれたのは、矯正仲間とのSNSでの交流でした。「私も同じような状況だよ」「あと少し頑張ろうね」といった励ましの言葉に、どれだけ救われたかわかりません。そして、何よりも歯科医師の先生や衛生士さんが、私の不安な気持ちに寄り添い、毎回丁寧に説明してくれたことが大きかったです。終わりの見えないトンネルのように感じた時期もありましたが、装置が外れた瞬間の感動は、今でも忘れられません。長かったけれど、諦めずに続けて本当に良かったと心から思っています。30代からの矯正は、時間との戦いになることもあるかもしれませんが、焦らず、自分のペースで、そして周りのサポートも借りながら進めていくことが大切だと実感しました。
30代の私の矯正日記!予想外の長期戦