40代の私の矯正日記!痛みとの共存

42歳、会社員。長年の夢だった歯列矯正をついに始めました。周囲からは「今さら?」なんて声も聞こえてきましたが、自分の人生、後悔したくないという一心で踏み切りました。ただ、正直なところ、一番怖かったのは「痛み」です。若い頃ならまだしも、40代のこの身体が矯正の痛みに耐えられるのだろうか、仕事に影響が出ないだろうか、と不安でいっぱいでした。今日は、そんな私の、痛みとのリアルな向き合い方について、少しお話ししたいと思います。装置を装着した初日、そしてワイヤーを交換した後の数日間は、やはり覚悟していた通りの鈍い痛みがありました。歯が浮くような、締め付けられるような、何とも言えない感覚です。食事も、おかゆやうどん、豆腐など、ほとんど噛まなくても食べられるものばかり。鏡を見るたび、「本当に大丈夫かな」と弱気になることもありました。でも、そんな時、私を支えてくれたのは、歯科医院で教えてもらったいくつかの対処法と、自分なりの工夫でした。まず、痛み止めは我慢せずに飲みました。先生からは「痛みが強くなる前に飲むと効果的ですよ」とアドバイスを受けていたので、調整日の夜や翌朝は予防的に服用することも。そして、食事はとにかく柔らかいものを選び、小さく切って、ゆっくりと時間をかけて食べるようにしました。意外と役立ったのが、冷たい飲み物やゼリーです。口の中がひんやりとすることで、少し痛みが紛れるような気がしました。また、ワイヤーやブラケットが口の内側に当たって口内炎ができることもありましたが、これは矯正用のワックスが大活躍。気になる部分にワックスをつけるだけで、かなり刺激が和らぎました。そして何より、痛いのは歯が動いている証拠なんだ、綺麗になっている途中なんだ、と自分に言い聞かせることが、精神的な支えになりました。痛みが辛い時は、矯正が終わった後の自分の笑顔を想像して、「あともう少し」と奮い立たせています。40代からの矯正、確かに楽ではありません。でも、痛みと上手に付き合いながら、一歩一歩ゴールに近づいている実感は、何物にも代えがたい喜びです。同じように悩んでいる方の、少しでも参考になれば嬉しいです。